8.222026
ブログを書く時間がない店主へ|AIでホームページ更新を続ける実践手順

ホームページを作ったものの、最後に更新したのがいつだったか思い出せない。
そんな状態になっていませんか?
飲食店や美容室、小売店、整体・治療院、教室などでは、接客や仕入れ、予約管理、スタッフ対応が優先です。ホームページの更新が後回しになるのは、決して珍しいことではありません。
更新したほうがよいと分かっていても、ブログを書く時間がない。いざ書こうとしても、何を書けばよいか分からない。文章を考えているうちに、ほかの仕事が入ってしまう。この繰り返しで、数か月、場合によっては数年間止まっているホームページもあります。
この負担を軽くする方法の一つが、AIに記事の下書きを手伝ってもらうことです。
大切なのは、AIにすべてを任せることではありません。お店の情報を渡して文章案を作ってもらい、最後は店主が確認する。この役割分担なら、毎回ゼロから文章を書く必要がなくなります。
<目次>
ホームページを更新できないのは、作業が多いから
「お知らせを1本載せるだけ」と思っても、実際にはいくつもの作業があります。
- 何について書くか決める
- 必要な情報を集める
- タイトルを考える
- 読みやすい順番に並べる
- 文章を書く
- 間違いがないか確認する
- 写真を選び、ホームページへ投稿する
営業中にこれらをまとめて行うのは簡単ではありません。文章を書くことに慣れていなければ、短いお知らせでも時間がかかります。
そこで、テーマ案や構成、文章の下書きをAIに担当してもらいます。店主は、お店にしか分からない情報を伝え、出来上がった内容を確認することに集中できます。
AIは「下書きを手伝うスタッフ」として使う
AIは、指示を出すと文章案を作ってくれます。しかし、お店の最新情報を何でも知っているわけではありません。
例えば、次のような情報は店主から伝える必要があります。
- 新しいメニューや商品の名前、価格、特徴
- キャンペーンの期間と利用条件
- 営業時間や臨時休業日
- 予約方法
- お客様からよく聞かれる質問
- 店主が特に伝えたいこと
箇条書きのまま渡しても構いません。文章として整える前の情報をAIへ渡し、「初めて来店する人にも分かるお知らせにしてください」と頼めば、下書きを作れます。
AIを、何でも自動で済ませる機械ではなく、文章をまとめてくれるスタッフのように考えると使いやすくなります。
そのまま使える「お店情報メモ」
AIに長い説明をする必要はありません。まずは、次の項目を埋めて渡してみてください。
【記事の目的】新商品のお知らせ/営業時間の変更/よくある質問への回答 など
【読んでほしい人】初めて来店する人/既存のお客様/子育て中の方 など
【必ず入れる情報】商品名、料金、期間、対象者、予約方法
【お店ならではの情報】作った理由、こだわり、お客様からよく聞かれること
【文章の雰囲気】親しみやすく/落ち着いて/簡潔に
【文字数】600〜1,000文字程度
続けて「この情報だけを使い、分からないことは推測せず、確認が必要な点は質問してください」と伝えると、事実と違う内容が混ざるのを減らせます。
AIを使ったホームページ更新の5ステップ
1.お店の情報をAIに渡す
まず、記事にしたい情報を箇条書きにします。
例えば飲食店の季節メニューなら、商品名、提供期間、価格、主な食材、味の特徴、提供時間を書き出します。美容室なら、新しい施術メニュー、対象となるお客様、所要時間、料金、予約時の注意点などです。
ここで情報を具体的にするほど、その店らしい記事を作りやすくなります。
2.AIに記事案を作ってもらう
次に、誰に向けた記事なのか、どのような雰囲気にしたいのかを伝えます。
例えば、次のように依頼できます。
地域のお客様向けに、新しい季節メニューのお知らせを書いてください。専門的な言葉は避け、初めて来店する人にも分かる文章にしてください。タイトルと見出しも付けてください。
最初から完璧な指示を作る必要はありません。出てきた文章を見ながら、「もう少し短く」「やわらかい言葉に」「予約方法を目立たせて」と追加で頼めます。
3.店主が内容を確認する
ここが最も大切な工程です。
価格、日付、営業時間、予約条件、商品の内容などが正しいか確認します。AIは、渡していない情報を推測して文章に加えることがあります。事実と違う説明が混ざっていないか、必ず人が確認してください。
また、医療・健康に関係する表現や、商品の効果を断定する表現にも注意が必要です。
4.必要なところだけ修正する
一から書き直す必要はありません。
「うちのお店ではこの言い方はしない」「この説明はお客様に伝わりにくい」と感じた部分だけ直します。普段お客様に話している言葉へ置き換えると、店らしさのある文章になります。
5.ホームページへ公開する
最後に、見出し、写真、リンク、スマートフォンでの表示を確認して公開します。
公開後も、期間が終わったキャンペーンや変更された営業時間が残っていないか、定期的に見直しましょう。
まずは短い「お知らせ」から始める
最初から長いブログ記事を毎週書こうとすると、続けることが負担になります。
まずは、次のような短い情報から始めるのがおすすめです。
- 季節限定メニューや新商品
- 臨時休業や営業時間の変更
- 新しいサービスの案内
- 店内設備やスタッフの紹介
- お客様からよく聞かれる質問への回答
- 教室やイベントの開催案内
店舗で日々起きていることは、そのままホームページの題材になります。月に一度、掲載したい情報を箇条書きにして、AIに下書きを作ってもらうだけでも更新しやすくなります。
更新が止まっている事業者は少なくない
独立行政法人中小企業基盤整備機構が実施した令和2年度の調査では、ホームページを「定期的に更新している」と回答した中小・小規模事業者は52.3%でした。一方、「何もしていない」は31.7%、「更新していないが今後は更新したい」は16.0%でした。
これは令和2年度の調査結果であり、現在の状況をそのまま表す数字ではありません。ただ、ホームページを用意しても、その後の更新を続けることが多くの事業者にとって負担になっていることは読み取れます。
(図版挿入:ホームページの更新状況/出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構「令和2年度 小規模事業者・中小企業者のIT活用についての取り組みアンケート報告書」、有効回答数717)

AI検索に選ばれるためにも「お店にしかない情報」が大切
最近は、検索結果のリンクを見るだけでなく、AIに「近くで○○ができる店は?」「初心者でも通いやすい教室は?」と質問して情報を探す人も増えています。
こうしたAI検索で紹介される可能性を高めるためにも、ホームページの内容を具体的で分かりやすくしておくことが大切です。ただし、記事を増やせば必ずAIに選ばれるというものではありません。
AIにも人にも理解されやすいのは、次のような内容です。
- どの地域で、誰に、どのようなサービスを提供しているか
- 料金、営業時間、所要時間、予約方法
- その店ならではの特徴や考え方
- お客様からよく聞かれる質問と具体的な回答
- 実際の事例、写真、店主やスタッフの経験
- 情報を掲載した日や更新した日
例えば「丁寧な施術を行っています」だけでは、ほかの店との違いが伝わりません。「初回は約15分かけて困っている点を確認し、施術内容を説明してから始めます」と書けば、お客様にもAIにも内容を理解してもらいやすくなります。
AIで下書きを作る場合でも、どこにでも当てはまる説明だけで終わらせず、お店にしかない事実を加えることが重要です。AIに文章を作らせることよりも、店主が持っている具体的な情報をホームページに残すことに価値があります。
AI検索と従来のSEOの違い、ホームページに追加したい情報については、Bravo Adの「キーワードSEOだけでは足りない?AIに選ばれるホームページに必要なこと」でも詳しく紹介しています。
月1回、30分で更新するための進め方
更新を続けるには、毎回気合いを入れて長文を書くより、作業日と役割を決めておくほうが現実的です。
- 月末に、翌月のお知らせを5分で箇条書きにする
- AIにタイトルと下書きを作ってもらう
- 価格、日付、予約方法を店主が確認する
- 普段使っている言葉へ直す
- 写真を1枚選び、公開日を決める
一度に完成しなくても、情報メモだけ先に作っておけば、空いた時間に確認できます。店舗スタッフが情報を集め、店主が最終確認する分担も可能です。
AIに任せる部分と、人が確認する部分を分ける
AIに任せやすいのは、テーマ案、タイトル案、構成、下書き、文章の短縮などです。
一方、次の内容は人が確認します。
- 価格、日付、営業時間などの事実
- サービスや商品の正確な説明
- 法律や業界ルールに関わる表現
- お客様に誤解を与えないか
- お店らしい言葉になっているか
- 公開して問題のない情報か
この分担を決めておけば、「AIが書いた文章をそのまま載せて大丈夫だろうか」という不安も減らせます。
まとめ:ゼロから書かず、確認して仕上げる
ホームページの更新が止まる大きな理由は、毎回テーマを考え、一から文章を書かなければならないことです。
お店の情報をAIに渡す。AIが記事案を作る。店主が内容を確認し、必要な部分だけ修正して公開する。この流れに変えると、更新作業の負担を軽くできます。
AIに全部任せる必要はありません。文章を作る部分は手伝ってもらい、正確さと店らしさは人が守る。その使い方なら、忙しい店舗でもホームページ更新を続けやすくなります。
Bravo Adでは、ホームページの制作だけでなく、公開後の更新や情報発信についてもご相談いただけます。AIと人が役割分担して自社で情報を育てる考え方は「これからはChatGPT Workでホームページを自社管理する時代」でも紹介しています。「何を掲載すればよいか分からない」「AIを使った更新方法を知りたい」という方も、お気軽にお問い合わせください。




